不動産仲介では流れを理解しておくことが重要!失敗を回避
2024.06.30
不動産売却の方法として、不動産仲介があります。広島を含む全国で不動産を売却する際は、流れを把握しておくとスムーズな取引に繋がります。
不動産仲介は、売却希望者と購入希望者を不動産業者が結び付ける取引形態です。仲介手数料に含まれるサービスや、査定、契約、販売活動、引き渡しまでの各段階を把握しておくことで、失敗を回避しやすくなります。
不動産仲介とは?主な流れを紹介
不動産売却方法には、不動産仲介と不動産買い取りの2種類があります。こちらでは、不動産仲介の概要と売却までの流れを紹介します。
◇不動産仲介とは
不動産業者が不動産を売りたい人と買いたい人を結び付け、売買契約を成立させる取引形態です。不動産が売却できた場合、不動産会社に成功報酬として仲介手数料を支払います。仲介手数料に含まれるサービスは、物件の査定、売り出し価格の提案、資料や売買契約書の作成、販売活動、物件の現地案内、決済の段取りなどです。一般的な不動産仲介では、売主と買主は不動産業者の間で媒介契約を結びます。
◇売却までの流れ
不動産仲介による売却までの大まかな流れは、以下のとおりです。
査定の依頼
不動産業者に査定を依頼します。不動産査定は、簡易査定と訪問査定(物件現地調査を含む)の2種類です。
媒介契約の締結
査定を依頼した不動産業者と媒介契約を結びます。契約形態には一般媒介・専任媒介・専属専任媒介の3種類があります。
販売活動
不動産業者と協力して広告や内覧を行い、購入希望者を募ります。内覧の際は、売主が物件を案内するのが一般的です。
売買契約の締結
買い手が見つかったら、売買契約を結びます。このタイミングで買主から手付金が支払われる場合が一般的です。
決済・引渡し
物件の引き渡しと同時に、決済を済ませます。所有権移転登記は買主が行い、売主は必要に応じて抵当権抹消登記を行います。
不動産売却では失敗してしまう場合も

画像出典:フォトAC
不動産売却は一生に何度もすることではないため、失敗して後悔するケースもあります。不動産売却では、不動産相場を知らずに損をしたり、不動産売却の知識が乏しく売却に手こずったりするなどの失敗が多いです
◇相場を知らずに損してしまった
不動産価格は常に変動して、需要が高まれば高騰し需要が減れば下落します。さらに、不動産があるエリアや特性によっても不動産価格が違ってくるため、事前に不動産相場を把握することが大切です。
そのため、不動産相場を調べずに販売活動を始めてしまうと、市場価格よりも低い価格で売却してしまったり、逆に売却価格が高すぎて売れ残ってしまったりするケースが少なくありません。
特に不動産価格が上昇しているにもかかわらず、売り出し価格を変更しないでいると損をしてしまうため注意が必要です。
◇不動産売却の知識が身についていなかった
不動産売却時には、売却費用や必要書類、内覧の受け入れなどの準備が必要です。しかし、不動産売却の知識が乏しいと、不動産売却に予想以上に費用がかかって資金が不足したり、書類の不備などが原因で不動産の引き渡しができなかったりすることも少なくありません。
また、内覧の準備を怠り部屋の状態が整理されていないと、住まいのイメージが悪くなり購入者を見つけるのも難しくなるでしょう。不動産売却をよりスムーズに行い、少しでも高く売却するためには、不動産業者に任せっきりせず自分でも不動産売却の知識を身につけておくことが大切です。
流れを知って基礎知識を付けておくことが重要
不動産売却において、事前に不動産の相場や費用を把握しておくことは、スムーズな取引と失敗の回避に役立ちます。
◇相場を調べておく
不動産価格の相場を知る方法としては、不動産業者に査定を依頼するのが一般的です。しかし、不動産業者のなかには契約を得るために、高額な査定額を提示する不動産業者もいます。そのため、正しい不動産相場を知るために、複数の不動産業者に依頼して適正な価格を見極めることが重要です。
また、相場を調べるときは、売り出し価格ではなく、不動産が市場で実際に売買された実勢価格を参考にするとよいでしょう。実勢価格は、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で確認できます。このシステムを使って、近隣に類似した条件の不動産がどれくらいの金額で取引されているか調べることで、相場の把握が可能です。
◇不動産売却でかかる費用を知っておく
不動産売却でかかる費用は、売却額の4~6%が目安です。費用を知っておくことで、不動産売却の際に必要な資金を準備しやすくなります。主な費用は、以下のとおりです。
仲介手数料
不動産仲介手数料は法律で上限が決まっています。売却額が400万円以上の場合、仲介手数料の上限額は、(売却額×3%+6万円)+消費税の計算式で算出できます。
印紙代
契約書類作成時に必要です。金額は売却額で異なりますが、通常は1,000円から6万円ほどです。
登録免許税
所有権移転登記(不動産の名義変更)と抵当権抹消登記をする際に、登録免許税が発生します。ただし、所有権移転登記の登録免許税を支払うのは、買主です。
譲渡所得税
不動産を売却して利益が合った場合、譲渡所得税が課税されます。その際は、確定申告が必要です。
その他の費用
必要に応じて発生する費用です。具体的には、引越し費用、住宅ローン関連費用、解体費用、ゴミ処分費用、土地の測量費用などがあります。
不動産仲介を利用すればさまざまな利点がある!
不動産売却は自身に合った売却方法を選ぶことが大切です。不動産仲介を利用すれば、適正価格が分かり、買い取りよりも高く売れる可能性が高まります。
◇適正価格が分かる
不動産仲介は、売買価格の適正価格を把握できます。不動産業者に依頼すれば、過去の近隣の成約事例などを参考にしながら売り出し価格を設定するため、相場に近い価格で交渉を進められます。
不動産仲介を利用することで、適正価格を知らないまま市場価格よりも安い金額で売却するリスクを防げるのです。
◇買い取りより高く売れる可能性
不動産買い取りの売却額は、市場価格の約7割になるのが通常です。その理由は、不動産業者や買い取り業者は不動産を買い取った後、リフォームを行いその際にかかった代金を上乗せして再販売するからです。
一方、不動産仲介では、売り出し価格を決めるのは売主です。仲介手数料は必要ですが、一般的に買い取りより高く売却することが期待できます。
不動産仲介とは、不動産業者が売りたい人と買いたい人を結び付け、売買契約を成立させる取引形態です。売却できた場合、不動産会社に成功報酬として仲介手数料を支払います。仲介手数料には、物件の査定、売り出し価格の提案、資料や売買契約書の作成、販売活動、物件の現地案内、決済の段取りなどのサービスが含まれます。
不動産売却では、不動産相場を知らずに損をしたり、知識不足で手こずったりすることが多いです。不動産相場を調べるためには、複数の不動産業者に査定を依頼し、実勢価格を参考にします。また、売却費用として仲介手数料や印紙代、登録免許税、譲渡所得税などが必要です。
不動産仲介を利用すれば、適正価格を把握しやすく、買い取りよりも高く売却できる可能性が高まります。
